結論:ショットが 15 秒より長い場合、参照ファイルを多く使う場合、編集・延長したい既存の映像から始める場合は Seedance 2.5 を選びましょう。15 秒までの短いキャラクターの会話クリップ、1:1 の正方形や 4K の出力が必要な場合、そして 1 秒あたりのコストを最優先する場合は Kling 3.0 です。Yovid では、720p での 1 秒あたりの料金が Seedance 2.5 の半分以下です。どちらも音声とセリフを映像と同時に生成します。
目次
Yovid での仕様比較
以下の各行は、2026年10月22日時点で Yovid の生成画面に表示される各モデルの設定から読み取ったものです。
| Seedance 2.5 | Kling 3.0 | |
|---|---|---|
| 開発元 | ByteDance Seed | Kuaishou(Kling AI) |
| 長さ | 4〜30 秒 | 4〜15 秒 |
| 解像度 | 480p 下書き、720p、1080p | 720p、1080p、4K |
| アスペクト比 | 16:9、9:16、1:1、4:3、3:4、21:9、自動 | 16:9、9:16、1:1 |
| 入力 | テキスト、最初のフレーム(+最後のフレーム)、または参照素材 | テキスト、最初のフレーム(+最後のフレーム) |
| 参照ファイル | 画像最大 30 枚、動画最大 10 本 | なし |
| アップロード動画の編集・延長 | 対応 | 非対応 |
| 音声とセリフ | 初期設定でオン、オフも可 | 初期設定でオン、オフも可 |
| 1 回の生成でのマルチショット | 対応(プロンプトにビートとして書く) | Yovid では連続した 1 ショット |
| 下書きモード | 480p の下書き、ワンクリックで 1080p にアップグレード | なし |
| 720p での 1 秒あたりのクレジット | 約 6.1 | 約 2.5 |
| 利用条件 | いずれかの有料プラン、またはいずれかのクレジットパック | いずれかの有料プラン、または Creator・Studio・Max・Agency パック |
クレジットはクレジットパックの標準料金です。サブスクリプションでは 1 秒あたりの消費が少なくなります。生成画面には、開始前に必ず正確な消費量が表示されます。
Seedance 2.5 を選ぶべき場面
15 秒を超えるもの:Seedance 2.5 は 1 回の生成で最長 30 秒をレンダリングします。Kling 3.0 は 15 秒までなので、30 秒のシーンには Kling のクリップが 2 本と、その間のカットが必要です。カメラ、光、顔をつなぎ目なしで保ちたいなら、2 つのうちそれができるのは Seedance 2.5 だけです。
参照素材を多用する制作:キャラクターシート、商品、ロケーション、カメラワークを、すべて 1 回の Seedance 2.5 の生成に入れられます(入力画面で画像最大 30 枚、動画最大 10 本)。Yovid の Kling 3.0 は最初のフレームと任意の最後のフレームを受け付けますが、参照ファイルは使えません。
作り直すのではなく、映像を直す:Seedance 2.5 に動画をアップロードし、「change the background to…」や「remove the…」と書けば、カメラの動きとタイミングを保ったままその動画を編集します。「Extend @video1」と書けば、ショットの続きを作ります。Yovid の Kling 3.0 は、常に新しい映像を生成します。
計画したビート:ByteDance は Seedance 2.5 を 30 秒のストーリーテリングのために作っており、時間区切りのビート(「0–10s: …, 10–20s: …」)で書いたプロンプトに従います。Seedance 2.5 プロンプトガイドには、この形式のプロンプトが 13 個あります。
ワイドやクラシックな画面比率:シネマスコープ風のレターボックスに使う 21:9、レトロ調や縦構図に使う 4:3・3:4 は、Seedance 2.5 にしかありません。
Seedance 2.5:ByteDance Seed のショーケースより、25 秒の 2 人の会話シーン。
Kling 3.0 を選ぶべき場面
1 秒あたりのコスト:クレジットパックの料金で、720p・5 秒のクリップは Kling 3.0 で約 13 クレジット、Seedance 2.5 で約 31 クレジットです。1080p では差がさらに広がり、1 秒あたり約 4 クレジット対約 15 クレジットになります。何度も試行を重ねる短いクリップなら、Kling 3.0 のほうが安く済みます。
4K 出力:Yovid の Kling 3.0 は 720p、1080p、4K でレンダリングでき、4K は Premium と、Creator・Studio・Max・Agency のクレジットパックで利用できます。Seedance 2.5 は最大 1080p です。
正方形の動画:どちらも 1:1 に対応していますが、正方形と 4K の両方が必要なら、同時に満たせるのは Kling 3.0 だけです。
複数の言語で話すキャラクター:Kling 自身の VIDEO 3.0 ユーザーガイドには、英語、中国語、日本語、韓国語、スペイン語の音声、1 つのシーン内での言語の切り替え、イギリス英語や広東語といったアクセントや方言への対応が挙げられています。複数のキャラクターが登場するシーンで、各セリフを正しい話者に割り当てられることも説明されています。
知っておきたい制約が 1 つあります。Kling 自身のアプリでは 1 回の生成を計画した複数のショットに分けられますが、Yovid は Kling 3.0 をシングルショットモードで動かしているため、ここで作る Kling のクリップはすべて連続した 1 ショットになります。
Kling 3.0:Kling AI の VIDEO 3.0 ユーザーガイドより、開始フレームから作られた 15 秒のワンテイク。
セリフと音声
どちらのモデルも、セリフ、環境音、効果音を映像と一緒に生成し、どちらも音声をオフにして無音でレンダリングできます。セリフの書き方はどちらのモデルでも同じです(プロンプトは英語のまま掲載しています)。
A rooftop at night, city lights below. A young woman in a denim jacket leans on the railing; her friend joins her with two cans of soda. She says quietly, "I got the job in Seoul." He pauses, then smiles: "Then we celebrate tonight." Distant traffic, a soft breeze, no music.
英語以外なら言語を指定しましょう。ByteDance の Seedance 2.5 デモには英語、フランス語、中国語のセリフが含まれ、Kling は上記の 5 言語を挙げています。特定の言語やアクセントが欠かせないシーンなら、より明示的なのは Kling のリストのほうです。
1 本あたりのコスト
Yovid のクレジットパック標準料金で、生成画面と同じ方法で端数を丸めています。
| クリップ | Seedance 2.5 | Kling 3.0 |
|---|---|---|
| 5 秒、480p 下書き | 約 15 | 下書きモードなし |
| 5 秒、720p | 約 31 | 約 13 |
| 5 秒、1080p | 約 76 | 約 20 |
| 15 秒、1080p | 約 227 | 約 60 |
| 30 秒、720p | 約 183 | 15 秒のクリップが 2 本必要(約 76) |
| 5 秒、4K | 非対応 | 約 50 |
実際には、2 つの点で差が縮まります。Seedance 2.5 の 480p 下書きなら 1 秒あたり約 3 クレジットでプロンプトを試し、残すテイクだけをアップグレードできます。また、Seedance の 30 秒のクリップ 1 本で、Kling のクリップ 2 本と、それらをなじませる手間を省けます。最新の料金とプランは料金ページで確認できます。
自分のプロンプトで比べる方法
あらゆるショットで勝つモデルはありませんし、私たちは両者の画質を直接比較したスコアも公開していません。公平なテストは、自分のプロンプトで試すことです。
- カメラの動きと音を書き込んだ、5〜10 秒のショットを 1 つ書く。
- それを Kling 3.0 の 720p と、Seedance 2.5 の 480p 下書きで生成する。
- 動き、顔、リップシンクを比べ、よいほうのテイクをアップグレードする。
アイデアが 15 秒を超えたり参照素材が必要になったりしたら Seedance 2.5 へ。短いままで予算が厳しいなら、Kling 3.0 のままでかまいません。ほかのモデルも含めた比較は、AI 動画モデル 14 種を比較と Seedance 2.5 vs Veo 3.1 をご覧ください。
よくある質問
Seedance 2.5 は Kling 3.0 より優れていますか?
長回し、参照素材を使うショット、既存映像の編集では優れています。Kling 3.0 は短いクリップのコストパフォーマンスがよく、4K に対応し、挙げているセリフの対応言語も多いモデルです。どちらの見た目がよいかはショット次第なので、同じプロンプトで両方を試しましょう。
Seedance 2.5 と Kling 3.0、安いのはどちらですか?
Kling 3.0 です。クレジットパックの料金で、1 秒あたり 720p は約 2.5 クレジット、1080p は 4 クレジットで、Seedance 2.5 はそれぞれ約 6.1 と 15.1 です。Seedance のプロンプトをいちばん安く試せるのは、1 秒あたり約 3 クレジットの Seedance 2.5 の 480p 下書きモードです。
Kling 3.0 で 30 秒の動画は作れますか?
1 回の生成では作れません。Kling 3.0 は 15 秒までなので、30 秒の作品にするには 2 本のクリップを編集ソフトでつなぐ必要があります。Yovid では、Seedance 2.5 と Wan 3.0 が 1 テイクで最長 30 秒を作れます。
4K に対応しているのはどちらですか?
Kling 3.0 です。Premium、または Creator・Studio・Max・Agency のクレジットパックで最大 4K に対応します。Seedance 2.5 は 480p、720p、1080p です。
Kling 3.0 で参照画像は使えますか?
Yovid の Kling 3.0 が受け付けるのは最初のフレームと任意の最後のフレームで、参照ファイルは使えません。複数の画像でキャラクター、商品、ロケーションを固定したいなら、画像最大 30 枚と動画最大 10 本を受け付ける Seedance 2.5 を使いましょう。
どちらのモデルも有料プランが必要ですか?
はい。どちらもいずれかの有料プランで利用でき、Seedance 2.5 はいずれかのクレジットパックでも、Kling 3.0 は Creator・Studio・Max・Agency パックでも利用できます。登録時の無料クレジットはエントリーモデルに使えます。詳しくは Seedance 2.5 は無料で使えるかをご覧ください。
両方を試してみませんか?AI 動画生成ツールを開いてショットを書き、モデルメニューで 2 つのモデルを切り替えてみてください。



